10月は季節の変わり目ということで、日中はまだ暖かい日が多いですが朝晩は冷え込むことが増えてきましたね。気温は落ち着いて過ごしやすくなりますが、まだしばらくは台風シーズンも続きそうです。最近の台風は勢力も強まって、外壁や屋根へのダメージが心配になることもよくあります。
こうした天候にしっかり耐えられる住まいを作るためにも外壁や屋根材の選び方というのはとても大切になりますが、今回は外壁のデザインではなく、その「性能」について少し触れてみたいと思います。

そもそも外壁材は、サイディングボードとモルタル外壁で大きく異なります。
サイディングボードは外壁材の中で最も一般的で、セメント系や窯業系があり、たくさんのデザインやカラーの中から製品を選べるのが特徴です。こちらは耐久性が高くて、費用対効果も優れています。
それに対してモルタル外壁は古くからある塗り壁で、左官職人による仕上が美しいのが特徴です。こちらも耐久性には優れていますがサイディングに比べるとヒビ割れのリスクがあるため、定期的な点検が必要になります。

一般的には、和風、洋風、モダンスタイルなど建物のデザインに合わせて外壁を選ぶことが優先されますので、外壁=デザインという印象が強くなるのは当然だと思います。
また、自分の家だけでなく住宅街や自然に囲まれた場所など、周囲の景色や、近隣の家との調和を考慮することで落ち着いた景観を作ることができます。

では、外壁サイディングの性能については、どのようなポイントがあるのでしょうか?

私たち白川ハウスでは国内トップクラスのシェアをもつケイミューの窯業系サイディングを標準仕様としていますが、こちらは雨水によって汚れを洗い流す親水機能が施されています。
親水機能は、外壁の表面に親水性の高い塗料を施すことで、水を取り込んで染みわたらせ、水の膜で覆うことで汚れがつきにくく、付着した汚れも水によって洗い流すことができるので、従来のサイディングと比べると汚れや劣化に強いという性能になります。

また、オプションで光セラにグレードアップすると、その性能をさらに強化することもできます。
・太陽のチカラで外壁の汚れを分解
   表面に付着した汚れを太陽の紫外線で分解し、付着力を弱めます。
・超親水性
   水に非常になじみやすく、雨水が汚れを浮かして洗い流します。
・紫外線に強くて劣化しにくい
   紫外線に強い主骨格100%無機塗装のコーティングで色あせや日焼けを抑えます。
・抗ウィルス、抗菌
   太陽光の紫外線があたると光触媒から発生する活性種により、表面に付着したウィルスを分解。
・有害物質を無害化
   車の排気ガスに含まれる有害汚染物質を無害なイオンに酸化させ、雨水で洗い流します。

さらに、性能の違いは長期的な住宅の維持メンテナンス費用にも大きく関わってきます。
高性能のサイディングは初期費用は高くなりますが、15~30年後の塗り替えなどにかかる目安の年数も先延ばしになるので、長く住む家のイニシャルコストとランニングコストの両面から見ると結果的にお得になると言えます。

家づくりにはさまざまな視点が必要になりますが、将来新築を検討される皆さまに少しでも家づくりのポイントを知っていただきたいとの想いから、私たち白川ハウスでは住宅相談会も随時開催しています。
もちろん、イベント時以外でも個別相談に対応していますので、ぜひお気軽にお声掛けください。