今年は夏が過ぎてからもなんだか暑い日が続きましたが、11月に入るとさすがに朝晩の寒暖差も大きくなってきましたね。
朝、外出するときの服装も「はたして日中もこれで良いのかな?」とちょっと心配しながら朝の身支度をしつつ、、、昼になると「やっぱり暑い、これホントに11月の気温?」なんて思ったりしています。
さて、そうは言っても、またこれから本格的に寒い季節になっていきますので、改めて住宅の断熱の話題に少し触れてみたいと思います。
そもそも、住宅の断熱性能は季節によって異なる役割を果たします。
夏の断熱は外からの熱を遮り室内を涼しく保つことが主な目的なので、建物には遮熱性が求められ、特に日差しを反射する屋根材や窓の遮光が効果的になります。
一方、冬は外の冷気を遮断し、室内の暖かさを逃さないことが重要なので、建物には保温性が求められます。具体的には壁や窓、床の断熱材が冷気をシャットアウトし、室温の低下を抑える働きをします。
このように、季節に応じて暑さと寒さの両方に対して有効な断熱性能を確保することで、一年を通じて快適な住環境が実現します。
今回はこれから寒い時期になっていくので、冬場の住宅に求められる性能をもう少し具体的に掘り下げてみようと思います。
冬場の住宅には、外気の寒さを遮り、室内の暖かさを保つ優れた断熱性能が求められます。
建物の部位別では壁や天井、床といった構造体に高性能の断熱材を使用することで、外気からの影響を抑えることができます。
また、窓の断熱も重要で、複層ガラスや断熱サッシを取り入れることで熱損失を大幅に減らせます。
断熱性能が高ければ少ない暖房エネルギーで室内を快適に保つことができるので、電気代などの家計負担を減らして省エネにつなげることができます。
冬場に快適な室内環境を確保するためには、こうした断熱性能が欠かせません。
また、建物の断熱性能に頼るだけでなく、生活面の工夫により断熱効果を引き出すこともできます。
例えば、カーテンは厚手のものを使用し、夜間はしっかり閉めて窓からの冷気を防ぎます。
また、床下断熱が不十分な場合は、ラグやカーペットを敷くことで冷気を遮り、断熱効果を高めることができます。
一般的に、リビングの敷物は季節に応じて変える方も多いと思いますが、断熱にもインテリアにもこだわる方はカーテンも季節に合わせて衣替えをしているようです。
小さなお子さんを持つご家庭では、子供部屋のカーテンや敷物も同じように衣替えをするというお話も耳にします。
さらに、暖房を効率よく利用するためには家具の配置も関係してくる場合があります。
暖房器具の前に障害物があると温かい空気が部屋全体に行き渡りにくくなるため、空気の流れを妨げないような家具の配置が必要になります。
このように、ちょっとした暮らしの中の工夫により、冬場の快適さを一層向上させることが可能です。
「生活上の工夫」と「建物の断熱性能」の両面から断熱に目を向けることで、一年を通してより快適に過ごせるマイホームになることでしょう。
生活上の工夫は皆さんそれぞれご家族にあった暮らし方があると思いますが、建物の断熱については私たち白川ハウスが建築の専門家としてのこだわりをもってご提案いたします。
事前予約制による個別の住宅相談会も随時開催していますので、お気軽にご相談ください。